CD.010

    シリアルATAインタフェース技術
      Serial ATA Interface Technology

 

刊 行 日:2021年12月25日(販売中)

体  裁:CD-R、A4版換算で152頁 

価  格:49,500円(税込) 

販 売 元:株式会社トリケップス 

制  作:合同会社テック・アンド・ドック 

 

執筆者

 新屋敷典夫  合同会社テック・アンド・ドック(Tech and Doc,LLC)  
          …
シリアルATA国際規格団体正会員 / 「ATA/ATAPIインタフェース技術」執筆者
            / 元 ウエスタンデジタルジャパン エンジニア

本書の案内

 ATAインターフェース技術(規格)がリリースされその後、シリアル化したシリアルATAインターフェース技術(規格)がリリースされ20年余りが、経過しました。シリアル化することでさまざまな課題を克服し、応用製品も半導体記憶デバイスにより、製品形状もバリエーションが増え、様々な使用形態が可能となり、より同製品のアプリケーションが一般化してきました。
 シリアルATA(SATA)インタフェース規格を理解するには、相応の専門的な知識、および、かなりの量の英文(シリアルATA規格仕様書は英文900ページを超える容量)を読みこなすことが必要となりました。このような状況において、少しでもお役に立てたらと考え百数十ページのボリュームの内容に抑えつつ読みやすさを意識し、刊行に至りました。
 
サンプル


本書概要

 本書では、シリアルATA(SATA)インタフェース規格を中心に、現行のシリアルATAインタフェース応用製品について説明するとともに機器の構造、特徴、製品使用時における注意事項についても説明します。また、シリアルATAの前身となるATA規格、さらには、そのおおもとのATA規格以前のストレージユニットの説明を含め、今日のシリアルATA規格の成り立ちの説明を行います。
 本書の元になっているシリアルATA規格仕様書の導入時における参考文献として役立つ内容となっております。

本書の対象者

 本書は、シリアルATA(SATA)インタフェース技術とその応用製品に関心をお持ちの方を対象としています。
 ・初めてシリアルATAインタフェース・ストレージ製品を取り扱う方
 ・ SATAインタフェース・ストレージ製品を自社導入して運用している方
  - シリアルATA インタフェースの成り立ち、動作を知りたい
  - シリアルATA インタフェース規格仕様書及び応用製品の導入ガイド的な内容のドキュメントを探している
  - ベンダーおよび製品導入に対する選定方法の手がかりを得たい
  - HDD,SSDそれぞれの特徴、注意項目について知りたい
  - 改めてSATAインタフェースの基礎について知りたい
  - 同製品のベンダーから送られてきた製品に関する文書についてより理解を深めるきっかけとしたい

本書の利用について

 ・本製品は、CD-Rメディアに本書をPDFファイルの形で記録した製品です、そのためご利用には、別途パソコン等のCD-R対応、PDFファイル対応が可能な機材が必要となります。
 ・ご購入にあたり、本製品(パッケージ、本書ファイル)にご購入者名(法人であれば購入社名部署名、個人であれば、個人名)を記入し、提供いたします。(なお、本書内のフッタ部分については、スペースの関係で購入社名のみの場合もあります)
 ・個人でのご購入では、ご購入者個人においてのみご利用ください。
 ・法人でのご利用においては「ご購入社名部署名に所属の利用者」にて内蔵のファイルを閲覧、または、印刷しご利用ください。
 ・印刷に当たっては、A4サイズの用紙にて行ってください。

 


 まえがき
 本書の概要
  趣旨、背景
  対象者
  本書の利用について
  注意事項
  本書における説明範囲、項目について
  シリアルATA国際規格団体(Serial ATA International Organization)の紹介
  シリアルATA規格関連のドキュメント紹介および入手方法


 第一章 シリアルATAインタフェース応用機器(システム)における使用例
  [1] PC(パーソナル・コンピュータ)
  [2] ビデオレコーダ
  [3] サーバー機器


 第二章 SATAインタフェースデバイス製品:HDD、SSDの構造と特徴
  [1] HDD製品の構造と特徴
  [2] HDD製品の構成詳細
   (1)機械的構成部分
   (2)電気的構成部分
  [3] SSD製品の構造と特徴
   (1)SSD製品の構造と特徴
   (2)SSD製品内部構成


 第三章 シリアルATAインタフェース用語と慣用句
  [1] シリアルATA仕様書内の用語について(抜粋)
  [2] SATA仕様書内のConventions:慣例、決まり事


 第四章 シリアルATAインタフェース応用機器(Usage model)
  [1] シリアルATA規格における通信速度モデルの定義
   (1)Gen1:第一世代 1.5Gbps
   (2)Gen2:第二世代 3.0Gbps
   (3)Gen3:第三世代 6.0Gbps
  [2] シリアルATA規格書に記述のシリアルATAインタフェース応用機器例(Usage model)
  [3] M.2アプリケーション例(シリアルATA規格書より)
   (1)ボードサイズと主な性能
   (2)Key IDとサポート機能
   (3)M.2対応のソケットとKey
   (4)信号ピン配置 Key B
   (5)信号ピン配置 Key M
   (6)M.2 signal definitions, configuration
   (7)PCIe,M.2規格仕様書入手先


 第五章 ATAインタフェース規格概略:SATA規格の発端
  [1] ATAインタフェース規格概略:SATA規格の発端
  [2] ATAインタフェース規格の変遷、ATA関連最新規格書の入手先


 第六章 SATAインタフェース規格(Summary:あらまし)
  [1] シリアルATA概要(PATAとSATAとの違い)
  [2] SATAインタフェース構成概要
  [3] FIS(Frame Information Structure)概要
  [4] FIS(Shadow Register Block:シャドーレジスタブロック)
  [5] Host adapter register interface
  [6] Communication layers(コミュニケーション・レイヤ)


 第七章 Link layer:リンクレイヤ
  Link layer:リンクレイヤ項目
  [1] Link layer Summary:リンクレイヤ概要(基本動作)
  Frame transmission:フレームの送信
  Frame reception:フレームの受信
  [2] Encode(エンコード)・Decode(デコード)について
  [3] Encoding method


 第八章 Phy layer:Phyレイヤ
  [1]  Phy Layer概要 (サービスのリスト)
  [2]  Electrical specification(電気的仕様)
  [3]  Out-of-Band(OOB)signaling:OOB信号伝達

 第九章 Tansport layer(トランスポートレイヤ)
  [1] Transport layer overview / FIS construction
  [2] FIS Types(FIS Type values overview)
  [3] コマンドプロトコル
  [4] 補足資料:FIS(抜粋)詳細

 第十章 Application Layer(アプリケーションレイヤ)
  [1] Application Layer(アプリケーションレイヤ)あらまし
  [2] IDENTIFY DEVICE command overview
  [3] IDENTIFY DEVICE 詳細

 第十一章 実アプリへの応用、展開(製品選定を想定した場合)
  製品選定を想定されるシステムに使用の製品要件(仕様)

 あとがき
 補足資料:本書に関連する資料(規格書)入手先