1口(1社3名まで受講可能)でのお申込は、

受講料 59,850円/1口 が格安となります。







極数と巻き線方式に重点を置いた
ブラシレスモータの特性と設計

※計算演習をしますので電卓をご持参ください

S191107K



 開催日時:2019年11月7日(木) 10:30-16:30

会  場:中央大学駿河台記念館(東京都千代田区神田駿河台3-11-5)
受 講 料:1人様受講の場合 46,000円[税別]/1名

     1口でお申込の場合 57,000円[税別]/1口(3名まで受講可能)


新宣伝セミナー日程表


 講 師


 坂本 正文 氏
  工学博士 


    電気学会プロフェッショナル、足利工業大学客員研究員、
    日本ピストンリング(株)技術アドバイザー;(株)藤田電機、技術顧問、
    元日本電産サーボ(株)名誉顧問、元群馬大学非常勤講師、




 {講師の言葉}
   ブラシレスモータは効率や制御性の良さから広く使用されるようになり、
  最近はEVやドローンへの用途が急拡大している。このブラシレスモータは
  回転子極数、固定子巻き線極数、及び巻き線方式の組み合わせで、特性が大
  きくかわる。そこで、これらの3要素に重点を置いた本モータの特性と設計
  を理解することが、ユーザー、及び開発関係者に重要であることに鑑みた、
  首題のセミナーを実施するものである。詳細内容は講義項目を参照されたい。
  限界トルクを高めるために、多極設計としても、低コギングトルクで低振動
  低騒音化の技術と設計法を述べる。
   ブラシレスモータの設計は磁場解析ソフトではなく、永久磁石のBH近似
  直線とフレミング則を使用して、電卓で速度ートルク、電流特性(N-I・
  T特性)を求め、複雑なアキシャルギャップBLDCモータは起磁力方程式の
  併用でN-I・T特性をもとめる。モータ設計の基礎をやさしく解説、演習
  するので、誰でも簡単にできるようになる。そして、小型EVインホイール
  モータやドローンへの応用設計を解説する。
   筆者はモータメーカーで四十数年の設計経験と、大学での10年の教鞭の
  経験、また最近は数社の技術顧問及びアキシャル立体ギャップBLDCMを
  世界に先駆けて開発し、EVカート競技にも、多数参加の経験を有している。

 {受講対象者}
  モータのユーザー、モータの設計者、モータの品質管理者、EV技術関係者、
  回転電機の教鞭をとる技術系大学関係者。磁気回路の習得を志す人。

 {予備知識}
  フレミング則、フアラデー電磁誘導則、アンペア周回路則、
  三角関数、微積分の初歩の理解。

 {受講することで得られる知識}
  1)BLDCMの多極化と特性、巻き線率、高トルク化、低振動化、低騒音化、
    低コギングトルク化の知識が得られる。
  2)モータのトルクー速度曲線、電流ー速度曲線を電卓で計算作図できるようになる。
  3)小形EV車、小形インホイールEV車用モータ、ドローン用モータ等の構造や
    設計のポイントが理解できるようになる。
  4)回転電機の磁気回路の考え方が習得できる。


 講義項目

 1] 磁気回路の基礎
   1} 磁気の3法則
     1) フレミング則
     2) ファラデイ則
     3) アンペアの周回路則
   2} 磁性体と永久磁石
   3} 簡易磁路法と起磁力方程式法


 2] ブラシレスモータの原理と構造
   1) BLDCMの原理、構造
   2) 集中巻きと分布巻き
   3) 極数、スロット数、相数と巻き線
   4) コギングトルク
   5) 短節巻き係数、分布巻き係数
   6) 誘起電圧と奇(偶)数次高調波
   7) ロータ磁極構成と弱め界磁
   8) スター、デルタ結線
   9) 相内磁路、相間磁路と巻き線率

   

 3] 極数と巻き線方式に重点を置いたBLDCMの設計
   1) 6S4Pインナーロータモータ
   2) 6S8Pアキシャルギャップモータ
   3) 12S、アウター10P,インナー14Pモータ
   4) 18S20P、アウターロータモータ
   5) 18S22P、アウターロータモータ
  

 4] 限界トルクを大きくした多極モータ
   1) EV用途の場合
   2) ドローンの場合
   3) ダイレクト駆動



 

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