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偏光伝搬解析の基礎と応用

~高機能偏光回折素子開発の現状と将来展開までを解説~




 
S221020NW2
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Zoomオンラインセミナー


開催日時:2022年10月20日(木) 10:30-16:00 (10:25受付開始予定)

受 講 料:1人様受講の場合 49,500円[税込] / 1名

     1口でお申込の場合 62,700円[税込] / 1口(3名まで受講可能)

 講 師


 小野 浩司 氏    長岡技術科学大学 電気電子情報系 教授



講義項目


   = 趣旨 =
      液晶表示・高密度光記録・大容量光通信などの光エレクトロニクス分野の高度化のみならず、
     生体観察、LiDAR、製品検査、遠隔技術のためのセンシング、VR技術などの新規分野の進展に
     伴い、複屈折・偏光制御・偏光計測などの重要性が増している。光の持つ諸現象のうち、屈折、
     反射、回折、などはいろいろな優れた教科書などが多数あるが、「偏光」については、まとま
     った教科書も少なく、光学の中でももっともわかりにくい分野であると考えている方も少なく
     ない。このような状況で、偏光の概念そのものはかなり伝統的な分野であるにもかかわらず、
     実際の工学において最大限使いこなされているとは言えない状況にある。

      本講義は、講師が執筆した偏光伝搬解析に関する教科書(偏光伝搬解析の基礎と応用(内田
     老鶴圃))に基づき、光波伝搬の基礎について解説した後、「偏光干渉」、「偏光回折」を取
     り上げ、複屈折媒体中の伝搬について習得する。偏光の伝搬の応用例としての液晶デバイス、
     光回折の応用例としての回折格子デバイス、さらに偏光と回折の機能複合の応用例としての偏
     光回折格子デバイスの実際を紹介し、先端のアプリケーション展開の紹介に発展させる。光の
     利用効率が100%で、様々な偏光伝搬制御が可能な偏光回折格子の現状に触れ、様々な光学シ
     ステムに携わる皆様への開発のヒントになればと考える。



  1.偏光伝搬の基礎
    A. Maxwell方程式と波動方程式
    B. 偏光表記とStokesパラメータ
    C. ポアンカレ球

  2.異方性媒体中の光波伝搬
    A. 誘電率テンソル
    B. 複屈折媒体中の電磁界ベクトル
    C. 屈折率楕円体と一軸異方性媒体中の光波伝搬
    D. 構造性複屈折
    E. 代表的偏光子・位相子の動作原理

  3.Matrix光学による偏光解析
    A. Jonesマトリックス
    B. 複屈折偏光子のJones法による解析
    C. 複数の位相子・偏光子の組合せとJones解析
    D. 液晶の複屈折とJones法による解析
    E. 4×4行列法
    F. Muller行列

  4.偏光干渉
    A. 光波の干渉とコヒーレンス
    B. 2光波干渉
    C. 偏光干渉

  5.回折の基礎と偏光回折
    A. ホイヘンスの原理と回折理論
    B. Fresnelの回折理論
    C. フレネルレンズ
    D. Fraunhoferの回折理論
    E. 種々の薄い回折格子の回折特性
    F. 光学異方性を有する回折格子理論

  6.偏光回折素子形成とその応用
    A. 偏光記録媒体の理論的取り扱い
    B. 種々の偏光回折素子の形成と基本特性
    C. 偏光回折素子の応用展開例
     C-1. 偏光イメージング
     C-2. 偏光ビームステアリング
     C-3. 偏光センシング
     C-4. 偏光空中映像
     C-5. 偏光渦多重モード通信


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