〜D-Tech パートナーズ 原田文明先生の〜 ★ZoomによるWeb配信セミナー★
【新製品開発における信頼性技術講座】
高い信頼性は当たり前となっていますが、それは不断の努力で達成されたものです。信頼性は製品が丈夫で長持ちする性質で、検査を厳しくすればできるものではなく、設計の良し悪しでその全てが決まります。また信頼性は限られた開発期間のなかで仮説を立て予測し、お客様が使いたいときに故障がないことを保証する必要があります。
本講座では信頼性技術の代表的な手法について、新製品開発の実務に生かせるように、共通する知識をまとめたものです。信頼性には固有技術を基盤に、管理や予測、試験手法やその結果の生かし方などを用いての確保が求められます。本講座では、その代表的な手法を取り上げて紹介します。
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原田文明(はらだふみあき) 氏 D-Tech パートナーズ 代表
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1983年、富士ゼロックス入社。信頼性管理部門で開発商品の信頼性管理、信頼性評価及び試験、加速試験法・解析手法,信頼性予測手法開発に従事。設計段階での部品信頼性の評価および設計検証業務を統括する傍ら開発部門や品質保証部門に対する信頼性技術指導を担当。
2010年に現在の富士ゼロックスアドバンストテクノロジー(株)で品質保証&安全環境評価部長として信頼性評価技術戦略、品質保証プロセスの体系化と品質保証システムの構築および安全環境評価業務を統括。
2014年に定年退職。同社シニアアドバイザーを経て、2019年よりD-Tech パートナーズ代表として信頼性に関する企業教育、コンサルティングを実施。
外部活動としてIEC国際標準化委員、IEC TC56 WG2(信頼性技法)主査、東京都信頼性研究会アドバイザー、日本信頼性学会会員、JIS制定委員ほか。
2025年11月27日(木)10:00-16:30
… 53,900円(税込)/1名、66,000円(税込)/1口(3名まで)
開発期間の中で、信頼性の評価を短縮することは重要です。信頼性が高いとは“丈夫で長持ち”することですから、信頼性を検証するのは、ハードソフトを問わす、長い時間が必要になります。
加速試験とは「通常よりも厳しい条件で行われる試験」の総称で、早くに問題を顕在化したり、試験期間を短縮したりするのに有効な方法です。一方、同じ故障メカニズムであることや、加速率が分かっていることなどの問題を持っています。製品開発で活用するには、加速試験の特徴を理解して、早い段階で、未知の故障を見つけ、既知の故障は改善されていることを確認する必要があります。
本セミナーでは、開発期間の短縮のために加速試験に着目し、加速試験の成立する条件や、早く故障に対策したい、また早く信頼性を推定したいという、2つの加速試験の特徴を解説します。さらに、その上で必要となるワイブル解析や故障物理モデルについて紹介します。
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