1口(1社3名まで受講可能)でのお申込は、

 受講料 66,000円(税込)/1口 が格安となります。



☆☆☆Web配信セミナー☆☆☆


『量子コンピュータ技術の最先端』 


〜誤り耐性汎用量子コンピュータ時代の幕開け〜


 S251016AW



 ☆☆☆本セミナーは、Zoomを使用して、行います。☆☆☆

開催日時:2025年10月16日(木)10:00-17:00
受 講 料:1人様受講の場合 53,900円[税込]/1名
     
1口でお申込の場合 66,000円[税込]/1口(3名まで受講可能)


 ★本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「Zoom」に依存しますので、ご自分の環境が対応しているか、
 お申込み前にZoomのテストミーティング(http://zoom.us/test)にアクセスできることをご確認下さい。

 ★インターネット経由でのライブ中継ため、回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。
 講義の中断、さらには、再接続後の再開もありますが、予めご了承ください。

 ★受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。

…関連セミナー…『量子コンピュータ入門』(9/1(月))
…関連セミナー…『量子アニーリング技術:基礎から最先端まで』(11/13(木))

 講 師

 

 川畑史郎(かわばたしろう) 氏 

   法政大学 情報科学部 教授(工学博士)

 <略歴、等>   1995年 名古屋大学 工学研究科 結晶材料工学専攻 修士課程修了。
 1998年 大阪市立大学 工学研究科 応用物理学専攻 博士課程修了(工学博士)。
 1998年 通産省 電子技術総合研究所 研究員。
 2001年 産業技術総合研究所 研究員。
 2023年 同 副センター長。
 2024年より 法政大学 情報科学部 教授(現職)。
 2025年より NEDO イノベーション戦略センター フェロー(現職)。
  その間、NTT、広島大学、オランダTwente大学、スウェーデンChalmers工科大学、仏CNRS、仏ILL、仏LPMMC等にて、客員研究員や客員教授を併任。
  2018年〜 文科省光・量子飛躍フラッグシッププログラムQ-LEAP量子情報処理領域サブプログラムディレクタ。
  2019年〜2023年 一般社団法人量子ICTフォーラム理事及び量子コンピュータ技術推進委員会委員長。
  2020年〜2024年 NEDO 高効率・高速処理を可能とするAIチップ・次世代コンピューティングの技術開発 量子関連コンピューティング技術 プロジェクトリーダー。
  2020年〜 内閣府 ムーンショット型研究開発事業 目標6「2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現」 アドバイザ。
  2022年〜 JSTさきがけ「物質と情報の量子協奏」アドバイザ。
 2025年〜 経済産業省 貿易経済安全保障局 安全保障貿易管理調査員。
 2025年〜 文科省光・量子飛躍フラッグシッププログラムQ-LEAP人材育成プログラム領域プログラムディレクタ。

 セミナーの概要

 

 石破首相は2025年を量子産業化元年と位置づけ、量子技術の産業化支援を強化する方針を示しました。また2025年6月にカナダで開催された主要7カ国首脳会議(G7サミット)において、量子コンピュータを中心とする量子技術に関する共同声明「量子技術の未来に向けた共同声明」が採択されました。
 量子コンピュータとは、重ね合わせや量子もつれなどの量子力学原理を情報処理に利用したコンピュータです。量子コンピュータを用いると、因数分解、機械学習、量子化学計算、金融、線形連立方程式等のいくつかの数学的問題を古典コンピュータに比べて指数関数的に高速に解くことが可能となります。そのため、世界的大企業やスタートアップが量子コンピュータハードウェア・ソフトウェア開発やビジネス展開に向けた取り組みを行っています。
これまで超伝導量子コンピュータが量子コンピュータ研究開発の主役でした。ところが、2023年12月にアメリカのスタートアップQuEraが48論理量子ビットを搭載した中性原子量子コンピュータを実現し、業界に大きな衝撃を与えました。その後、Googleが超伝導量子コンピュータを用いて世界初の論理量子ビットを実現し、2024年は誤り耐性汎用量子コンピュータFTQC(Fault Tolerant Quantum Computer)元年として認識されています。 
 本セミナーにおいては、量子コンピュータ技術の基礎から最新動向まで非専門家向けにわかりやすく解説を行います。また、FTQC向け量子アルゴリズム、量子エラー訂正と表面符号などの最先端トピックスに加えて、FTQCの実用化に向けた膨大な技術課題、ビジネス展開の可能性についても紹介を行います。さらに、大型希釈冷凍器、クライオCMOS制御回路、超伝導制御回路、CMOSプロセスを用いた量子ビット製造技術、量子コンピュータ用極低温部素材技術(同軸ケーブル、フラットケーブル、アンプ、コネクタ)などの今後注目すべき量子周辺・コンポーネント技術や量子サプライチェーン、量子ベンチマーキングについても解説を行います。

 講義項目

 

 1 今何が起こっているのか?:FTQC時代の幕開け
  1.1 QuEraとAtom computingの中性原子量子コンピュータ:論理量子ビットの衝撃
  1.2 Googleの超伝導量子コンピュータ:本格的な論理量子ビットの実現
  1.3 IBMの量子データセンターStaring計画:2029年に200論理量子ビットの計画
  1.4 RSA2048解読のリソース推定:100万物理量子ビットで1週間以内に解読可能


 2 量子コンピュータ入門:基礎編
  2.1 量子コンピュータの歴史
  2.2 量子ビット
  2.3 量子チューリング機械
  2.4 量子論理回路
  2.5 量子アルゴリズムと量子計算量理論
  2.6 量子コンピュータのエラー


 3 量子コンピュータ入:応用編
  3.1 古典エラー訂正と量子エラー訂正
  3.2 表面符号
  3.3 FTQC(誤り耐性汎用量子コンピュータ)とNISQ(エラー訂正機能を搭載していないノイジーな 中規模量子デバイス)
  3.4 FTQC向け量子アルゴリズム(因数分解、量子化学、微分方程式系と計算工学、金融など)
  3.5 量子コンピュータプログラミング
  3.6 量子コンピュータのリソース推定

 4 最新研究開発動向と最先端トピックス
  4.1 日本の量子戦略
  4.2 世界の量子戦略
  4.3 超伝導量子コンピュータ
  4.4 シリコン量子コンピュータ
  4.5 イオントラップ量子コンピュータ
  4.6 中性原子量子コンピュータ
  4.7 光量子コンピュータ
  4.8 量子クラウドサービス(IBM Quantum Platform、Amazon Braket、Microsoft Azure Quantumなど)
  4.9 量子プログラム言語・量子ソフトウェア開発環境SDK・量子回路シミュレータ
  4.10 企業による量子コンピュータ活用事例(量子化学、機械学習、金融なと゛)

 5 課題と展望
  5.1 FTQC実現のための技術課題
  5.2 量子コンピュータ周辺技術(大規模集積化プロセス、フラットケーブル、3次元実装、巨大希釈冷凍機、クライオ CMOS制御回路、超伝導制御回路など)
  5.3 下町量子コンピュータ:量子部素材技術と量子サプライチェーン(同軸ケーブル、フラットケーブル、アンプ、コネクタなど)
  5.4 量子コンピュータのベンチマーキング(集積度、忠実度、量子体積、アルゴリズミック量子ビット、 CLOPSなど)



 お1人様      受講申込要領 1口(1社3名まで) 受講申込要領 セミナー 総合日程 
新宣伝 セミナー日程