r2403119
※本セミナーはZoomを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はできません。
『磁性材料に係る基礎知識と最新研究【LIVE配信】』
~磁石からスピンまで~
 開催日時   2024年3月18日(月) 10:30~16:30 
開催場所  【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。
価格 非会員: 55,000円 (本体価格:50,000円)
会員: 49,500円 (本体価格:45,000円)
学生: 55,000円 (本体価格:50,000円)
  受講申込要領
価格関連
備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ★1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
備 考 【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
主 催  R&D支援センター 

 ※請求書、招待メール等は、R&D支援センター社より送付いたします。

 講師 大阪公立大学 大学院工学研究科 教授 博士(工学)
仕幸 英治氏
【ご専門】
スピントロニクス、磁気工学、磁性物理学
【ご経歴】
2004年   東北大学 大学院工学研究科 応用物理学専攻 博士後期課程 修了
2004-2006 北陸先端科学技術大学院大学 材料科学研究科 助手
2006-2007 同 マテリアルサイエンス研究科 助手
2007-2010 同  助教
2010-2011 大阪大学 大学院基礎工学研究科 システム創成専攻 特任助教
2011-2013 同  特任准教授
2013-2018 大阪市立大学 大学院工学研究科 電子情報系専攻 准教授
2018-2022 同  教授
2022-   大阪公立大学 大学院工学研究科 電子物理系専攻 教授(現職)
 受講対象・レベル ・これから磁性や磁性材料に関する勉強をしようとしている方、およびこれから磁性や磁性材料に係る業務に携わる方。
・磁性や磁性材料について学び直したい方。
・磁性や磁性材料、および磁石のことはある程度わかる、あるいはなんとなくわかるが、スピントロニクスについては言葉くらいしかわからないので、その基礎等を学びたい方。
 必要な予備知識 ・一部の内容に対して、大学3回生以上の物性物理の知識を期待しますが(その分、理解が早いと思いますが)、そうではない方でも理解できるよう、時間の許す範囲で丁寧に解説します。
 習得できる知識 ・磁性および磁性材料に関する基礎知識を習得できる。
・磁石がなぜ磁石になるのか、他人に説明できる知識を習得できる。
・スピントロニクスに関する基礎知識を習得できる。
 趣旨  磁性材料は古くから研究されています。最初はバルク材料を対象とし、強力かつ安定な永久磁石が探求されてきました。その後、材料の加工技術が向上するにつれ、研究対象が、薄帯、薄膜、超薄膜へと、より小さなサイズへ展開され、磁気に関する多くの成果が得られました。そして近年注目されているスピントロニクスにおいても磁性材料は基幹材料の一つであり、新たな現象の発見や原理の解明がなされています。また、それらの一部は実用化されています。
 本セミナーでは最初に、そのような魅力を現在でも有する磁性材料について講演します。この章では主に、磁石はなぜ磁石になるのか、という磁性発現のメカニズムを基礎から解説します。次にスピントロニクスについて講演します。この章では主にスピン流という重要概念を基礎から説明します。また、講演者らのスピン流に関する最新研究についても併せてご紹介します。
プログラム 1. 磁性材料の基礎
 1-1. 常磁性体
 (1) 磁化の温度依存性(キュリー則の導出)
 (2) 磁化過程(磁化曲線)
 1-2. 強磁性体
 (1) 交換相互作用 
    ~磁石は、なぜ磁石になるのか~ 
 (2) 磁化の温度依存性(キュリー・ワイス則の導出)
 (3) 磁気異方性、磁区、磁壁
 (4) 磁化過程(磁化曲線)
 1-3. その他の磁性体、および関連物理
2. スピントロニクスの基礎
 2-1. 電流とスピン流
 2-2. スピン流の生成方法
 2-3. スピン流の検出方法
 2-4. スピン偏極電流による研究開発 
    ~トンネル磁気抵抗効果関連を主として~
 2-5. 純スピン流による研究開発 
    ~スピントランジスタ関連を主として~
3. まとめ